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小児科後期研修プログラム

名古屋市立西部医療センター小児科紹介

研修指導体制

  • 小児科医常勤医12名
  • 小児科専門医9名
  • 臨床研修指導医3名
  • 小児科専門医9名のうち、新生児専門医1名、内分泌専門医1名、アレルギー専門医2名、遺伝カウンセリング専門医1名、感染症専門医1名、小児神経専門医1名、てんかん専門医1名

上記の有資格医が指導にあたります。

概要

    「新生児も安心して診られる総合小児科医」を目指す”あなた”へ

  • 当院は年間1400件を超す分娩数、450人のNICU入院数、1200人の小児病棟入院数、20000人以上の小児科外来患者数(25年度実績)を誇る名古屋市立の総合病院です。
  • 小児医療センターと地域周産期母子医療センターを併設し、土日祝日の小児科二次救急をはじめとした一般小児科研修をしながら、周産期・新生児医療の技術を磨くことが可能です。また新生児先端医療センターが開設され、臨床研究の準備も整っています。
  • 3年間のシニアレジデント研修終了時には、新生児専門医はもちろんのこと、新生児医療の知識・技術を兼ね備えた、アレルギー/内分泌/感染症/神経/臨床遺伝等の専門医を目指せる小児科総合医の研修が可能です。
  • 当院小児医療センター/新生児医療センターでは、シニアレジデントや初期研修を希望の先生、医学部5年/6年の学生さんの施設見学を歓迎致します。ご希望の方は日時を当院庶務係 竹内 伊藤 稲垣 まで御連絡下さい。
  • 問い合わせ先
    西部医療センター庶務係 竹内 伊藤 稲垣
    E-mail:resident@west-med.jp
    TEL:052-991-8121
    FAX:052-916-2038

特色

  • 当院NICUと産科は地域周産期母子医療センターに認可され、出生前および後の周産期医療に力を注いでいます。従って呼吸循環管理をはじめ、新生児の救命救急的な処置の研修が充分に出来ます。
  • 小児医療センターは一般小児科外来、専門外来、土日祝日の小児科二次救急に対応しており、小児のプライマリーケアーをはじめ、喘息やアトピー、内分泌など慢性疾患の研修も可能です。
  • 名古屋市内北部に位置し、名古屋市立大学病院、東部医療センターにも近く、“3病院トライアングル”を有機的につなげた臨床および基礎研修が可能です。
  • 小児救急ネットワーク758に参画しており、“程よい臨床経験”が可能です。
  • 当科の方針は“仕事のオン-オフの確立”であり、学会参加や講演会参加も積極的に推進しています。
  • 約半数が女性スタッフであり、“女性に優しい”研修病院を目指しています。
  • 看護師やコメディカルとの連携もよく、“良い雰囲気”の中での研修が可能です。

小児科後期研修

以下に示す初期研修に更なる専門的な研鑽を積むことで、小児科を専攻する医師としての後期研修を行います。

1.一般目標

  1. 子どもに関する情報を母親から引き出す技術を習得する。
  2. 診察を通して異常を発見する技術を習得する。
  3. 患児に苦痛や恐怖心を与えないよう素早くかつ的確に診察する技術を身につける。
  4. 年齢によって異なる検査データや小児の発達について理解する。
  5. 年齢別に好発する疾患をあげ、鑑別する能力を身につける。
  6. 先天異常・代謝・神経・筋疾患などの遺伝性疾患についての理解と遺伝カウンセリングを学ぶ。
  7. 年齢、体重、体表面積別に薬剤投与量を設定する方法を学ぶ。
  8. 一般的な感染症や院内感染に関する治療や予防法について理解する。
  9. 診断や治療について、わかりやすい表現で家族や本人に説明する技術を習得する。

西部医療センター周産期センター・小児医療センターにおいて下記の週間プログラムで行動目標を達成する。

(週間プログラム)
   
小児医療センター 午前 一般外来 病棟回診 病棟回診 一般外来 病棟回診
  午後 予防接種
内分泌
フォローアップ
発達検査
1ヶ月検診
神経・夜尿症
感染・免疫
アレルギー
遺伝
アレルギー
  夕刻 周産期
カンファ
抄読会
ミニカンファ
  小児科カンファ
(予定)
 
NICU 午前 一般外来 病棟当番 病棟回診 一般外来 病棟当番
  午後 病棟回診 病棟当番 病棟回診 病棟回診 病棟当番
  夕刻 周産期
カンファ
    小児科カンファ
(予定)
 

2.行動目標

【1】方略
  1. 入院患者を主治医として担当する
  2. 外来患者を主治医として担当する
  3. NICUを主治医として担当する
  4. 救急を担当する
  5. 症例検討会で発表、討議をする
  6. 学会発表、論文作成をおこなう
【2】下記の基本的診察法が実施できる。
  1. 面接技法
  2. 全身の観察法
  3. 頭頚部の診察(鼓膜、外耳道、鼻腔、口腔、咽喉頭を含む)
  4. 胸部の診察(心雑音、呼吸音)
  5. 腹部の診察
  6. 骨・関節・脊柱の診察
  7. 神経学的診察
  8. 外性器の診察
【3】基本的検査法が実施できる
A.必要に応じて自ら検査を実施あるいは指示し、結果を解釈できる。

  1. 一般検尿
  2. 検便(潜血)
  3. 血算
  4. 血液型判定・交差試験
  5. 心電図
  6. 動脈血ガス分析
  7. 血液生化学的検査
  8. 細菌学的検査・薬剤感受性検査(検体の採取、細菌についての評価)
  9. 単純X線検査
  10. X線CT
  11. MRI検査
  12. PET
B.適切に結果を選択、指示あるいは指導医の監督下で自ら検査し結果を解釈できる。

  • 検便
  • 血液検査
  • 骨髄検査(穿刺、骨髄像)
  • 超音波検査(心臓・腹部・頭部)
  • 髄液検査(髄液採取、細胞数測定)
  • 神経生理学的検査(脳波)
  • 内分泌学的検査
  • 【4】基本的治療法
    A.以下の基本的治療法の適応を決定し、実施できる。

    1. 薬剤の処方(体重・年齢・体表面積に応じた投与量)
    2. 輸液管理(年齢、脱水症の程度に応じて補正量・維持輸液量を設定)
    3. 輸血・血液製剤の使用(血漿交換・交換輸血を含む)
    4. 抗生剤の使用
    5. 副腎皮質ステロイドの使用(外用・吸入・内服・静注)
    6. 呼吸管理
    7. 循環管理(不整脈を含む)
    8. 血管ルートの確保(末梢、中心静脈、臍動脈、臍静脈カテーテル)
    9. 経腸栄養法
    10. 体温管理(保育器の管理)
    11. 療育指導(安静度、体位、食事、入浴、排泄、環境整備を含む)
    B.必要性を判断し、適応を決定できる。

    1. 外科的治療
    2. 放射線治療
    3. ハビリテーション、リハビリテーション
    4. 精神的・心身医学的治療
    【5】基本的手技:以下の基本的手技の適応を決定し、実施できる。
    1. 注射法(皮内、皮下、静注、点滴、中心静脈確保)
    2. 採血法(静脈血・動脈血)
    3. 穿刺法(腰椎・胸腔)
    4. 導尿法
    5. 浣腸
    6. 局所麻酔法
    7. ドレーンチューブ類の管理法
    8. 心肺蘇生術(気道確保、挿管手技、心臓マッサージ)
    【6】以下の救急処置法を適切に行い、必要に応じて専門医に診察を依頼することができる。
    1. バイタルサインの把握
    2. 重症度および緊急度の把握(判断)
    3. 心肺蘇生術(気道確保・心マッサージ)の適応判断と実施
    4. 指導医や専門医(専門施設)への申し送りと移送
    【7】下記の項目に配慮し、患者・家族と良好な人間関係を確立できる。
    1. コミュニケーションスキル
    2. 患者、家族のニーズと心理的側面の把握
    3. 生活習慣変容への配慮
    4. インフオームドコンセント
    5. プライバシーヘの配慮
    【8】以下の予防医療を実施あるいは重要性を認識し、適切に対応できる。

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    1. 食事指導
    2. 運動指導
    3. 禁煙(家庭内での禁煙、もしくは喫煙場所の選択、敷地内禁煙の重要性について)
    4. ストレスマネージメント
    5. 地域・学校検診
    6. 予防接種
    7. 性行為感染症・エイズ予防
    8. 院内感染(Universal Precautionsを含む)
    【9】全人的理解に基づいて、以下の末期医療を実施できる。
    1. 告知をめぐる諸問題への配慮(こどもにも理解できるように表現方法を工夫)
    2. 身体症状のコントロール(WHO方式がん疼痛治療法を含む)
    【10】以下のチーム医療を理解し、必要に応して実施できる。
    1. 指導医や専門医へのコンサルテーション
    2. 他科、他施設への紹介・転送
    3. 医療・福祉・保健所の幅広い職種からなるチームの組織
    4. 在宅医療チームの調整
    5. NSTチームの活用
    【11】電子カルテを利用した以下の医療記録を適切に作成し、管理できる。
    1. 診療録
    2. 処方箋、指示箋
    3. 診断書、死亡診断書(死体検案書を含む)、その他の証明書
    4. 紹介状とその返事
    【12】以下の診療計画・評価を実施できる。

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    1. 必要な情報収集(文献検索を含む)
    2. プロブレムリストの作成
    3. 診療計画(診断、治療、患者への説明の計画)の作成
    4. 入退院の判断
    5. 症例提示・要約
    6. 自己評価および第三者による評価をふまえた改善
    7. 剖検所見の要約・記載

    <以下NICUに特化して>

    【13】新生児・未熟児の病態生理を理解する
    1. 呼吸
    2. 循環
    3. 神経
    4. 消化管
    5. 保温
    6. 代謝
    【14】新生児室での基本手技をマスターする
    1. 点滴
    2. 気管内挿管
    3. 臍動脈カテーテル
    4. 中心静脈ルート
    【15】緊急を要する病態を理解する
    1. 呼吸障害(チアノーゼ、多呼吸、呻吟、陥没呼吸)
    2. 無呼吸
    3. 心雑音・不整脈
    4. 痙攣
    5. 哺乳不全
    6. 血便
    7. 黄疸
    8. 体温異常
    9. 筋力低下
    10. 奇形
    11. not doing well
    【16】代表的新生児疾患を理解する

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    1. 低出生体重児
    2. 新生児一過性多呼吸
    3. 呼吸窮迫症候群(RDS)
    4. 胎便吸引症候群(MAS)
    5. 新生児遷延性肺高血圧(PPHN)
    6. 先天性心疾患
    7. 多胎児
    8. 敗血症(GBSを含む)
    9. 染色体異常
    10. その他